今回はちょっと用語的解説。
今回は「改行」ですが、
コンピュータの「改行をします」という意味を持つ「文字」には3つの種類があります。
1.CR(キャリッジリターン)
→UNIX(Mac
OS X)などで利用
2.LF(ラインフィード)
→Mac
OS(9まで)などで利用
3.CR+LF(キャリッジリターン+ラインフィード)
→Windows
詳しくはここ(ウィキペディア)
なのですが、
ぶっちゃけWindowsは全部認識します(笑
なんで3種類あるかと言うと、それはパソコンのキーボードの前身である
「タイプライター」に由来します。
タイプライターはこれ(同じくウィキペディア)
タイプライターでは、
「次の行に移る」のに「CR」
次の行に移っただけでは印字ヘッドが行頭に来ないので
行頭にヘッド位置を調節する「LF」
の2つが用いられてました。
ですがパソコンで「改行」を扱う場合、
1つの「文字」に対して2バイトを消費します。
CRとLFでそれぞれ2バイト消費というのは(わずかですが)無駄が多いため
「次の行に移ったら当然行頭から書き出すものだ」
という考え方から「CR」のみ
「行頭に移るという事は上から二重印字する訳ないから改行だろう」
という考え方から「LF」のみ
「あくまで分かり易く今まで通りに」
という考えから「CR+LF」という3種類の「改行」を意味する「文字」が生まれました。
(これを「改行制御文字」「改行コード」などと呼びます。)
コンピュータの中では文字も含め数字で表現されており、
「13=CR」などと対応表が存在します(これを「文字コード表」と呼びます。)
(CRに対する「13」を「文字コード」と呼びます。)
で、
動画の中では・・・
「vbCrLf」が利用されていました。
「VB」の「CrLf(改行)」だから「vbCrLf」なのですが・・・
Windowsは全ての改行コードをしっかり認識してくれるので・・・・
「vbCrLf」
「vbCr」
「vbLf」
の3つとも利用でき、正常に表示されます。
(ただし可能な限りvbCrLfを利用しましょう。)
また、「文字コード」から「文字」を生成してくれる関数があります。
chr([文字コード])
→char=character(「文字」の意味を持つ英単語の短縮形)
なのですが、
「CR」=13
「LF」=10
なので・・・
「chr(13)」
「chr(10)」
「chr(13)+chr(10)」
も利用する事ができます。
また「文字」から「文字コード」を知りたい場合・・・
asc([文字])
→asc=ASCII(「ASCIIコード」というアルファベットと記号のみの文字コード表。)の短縮形
で知る事ができるので、例えば・・・
msgbox(asc(vbCr))
とか・・・
msgbox(asc("A"))
とかやってみましょう。
ただ、ascは英語圏で考案された「ASCIIコード」で教えてくれるだけなので、
ひらがなとかカタカナとか漢字とかを指定するとバグります。
また、2文字以上指定すると先頭の文字のコードを教えてくれます。
ちなみに・・・
動画内で「<BR>でできるようにしろよ」
とコメントがありましたが、
「<BR>」は「Basic(VBは「(Visual)
Basic」)」などの「プログラミング言語」ではない
「HTML」という「マークアップ言語」という別物の言語
(例えるなら日本語とギリシャ語みたいなもの。)
なので出来るわけありません。
また、
VBだと泣けてくる位の勢いで非常に簡単に画像表示できま(笑