msgbox関数の仕様ですが、
msgbox [メッセージ](,[表示形式],[メッセージボックスのタイトル],[ヘルプファイル],[コンテキスト])
()は省略できるという意味です。
[メッセージ]
というのは「実際に[メッセージ]と入力するのではなく、適切な値を入力する」のを示します。
というのが正式な形式となります。
文字を表現する場合、必ず「""」でくくるので、
msgbox "Hello!World!!",4,"Title"
などとなるわけですね。
さて、ここで、動画では2つ目の「表示形式」を、
「4(「はい」と「いいえ」ボタン)」などと書いていました。
コメントで「4って何?w」とか見られたのでちょっと解説します。
関数は与えられる数値に「勝手に意味づけ」がされています。
例えば「4は「はい」と「いいえ」ボタンを表示する数値」などです。
これらは検証によって見つけ出すしかありません
(こういう数値を列挙してくれてるサイトとかもありますけど。)
でもこれって凄い分かりにくい・・・・
そこで登場するのが「規定値」というもの
それは例えば
4(「はい」と「いいえ」を表示)=vbYesNo(Yes=はい,No=いいえ,VBが元だからvbです。)
などと置き換える事ができるというものです。
数字としての4は「vbYesNo」と等しく、
逆にvbYesNoはプログラム(VBS)の実行時に勝手に数字の4に置き換えられます。
つまり「はい」と「いいえ」を表示したいのであれば、
msgbox "メッセージ",4,"タイトル"
ではなく
msgbox "メッセージ",vbYesNo,"タイトル"
と書けばいいのです。ただの数字じゃなくて英語になった事で多少分かりやすいのではないでしょうか?
以下VBSのmsgboxで利用できる数値と規定値の置き換え一覧です。
動画で紹介されているものも含みます。
数値  効果  規定値 
0 「OK」ボタンのみ表示  vbOkOnly 
1 「OK」「キャンセル」ボタンを表示 vbOkCancel 
2 「中止」「再試行」「無視」ボタンを表示 vbAbortRetryIgnore 
3 「はい」「いいえ」「キャンセル」ボタンを表示  vbYesNoCancel
4  「はい」「いいえ」ボタンを表示  vbYesNo 
5 「再試行」「キャンセル」ボタンを表示 vbRetryCancel 
6〜15  「OK」ボタンのみ表示(本来利用すべきではない数値) なし 
16  警告メッセージアイコン(赤い○に白いXのマーク)で表示 vbCritical 
32  問い合わせメッセージアイコン(白いふきだしに青の?)で表示  vbQuestion
48 注意メッセージアイコンで表示(黄色い三角に黒の!)  vbExclamation
64  情報メッセージアイコンで(白いふきだしに青の!)表示  vbInformation 

です。この内、1-5までから1個と16〜32までを1つ選択できます。

例えば警告メッセージアイコンと「OK」ボタンのみで表示したい場合、
動画では手計算で「16+0(計算するまでもないですけど)」とやってますが、
msgbox "メッセージ",vbOkOnly+vbCritical,"Titile"

とやってプログラム側に計算をさせる事ができます。
(この方が視覚的には分かりやすいかと思います。)

16と32を併用したりする事はできません。